勇気をくれる不屈のおじさん
- キャリアコンサルタント 木下洋平
- 2017年9月7日
- 読了時間: 4分
僕は、ケンタッキー・フライド・チキンが大好きです。チキンの味も好きですが、それ以上にカーネル・サンダースが好きなのです。今日は、敬愛すべき不屈のおじさんについて記載します。
(写真の出典元:KFCのHPから、カーネル大百科より)
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不屈のおじさん、カーネル・サンダース
僕がカーネル・サンダースが好きな理由は、彼は不屈の漢だからです。その不屈っぷりをしれば、あなたもきっと勇気をもらえるでしょう。カーネル・サンダースと言えば、みなさんご存知のケンタッキー・フライド・チキンの創業者ですが、カーネルおじさんがケンタッキー・フライド・チキンを創業したのは、なんと65歳の時でした。それまで、彼は波乱万丈の人生を送っています。
カーネルおじさんは、決して順風満帆な人生を送ったわけではありません。母子家庭で育ったカーネルおじさんは10代から家計を助けるために働きにでます。その後、40種類もの職を転々としながら、生活のために仕事をしていったそうです。

30代後半になって、カーネル・サンダースはガソリンスタンドを開業します。これが彼の初めて自分で始めた商売だったそうです。そして、その後ガソリンスタンドに併設したカフェをオープンします。ガソリンスタンドで窓を拭くのも、調理をするのも、配膳するのも、全部カーネルおじさんがやったという話もあります。ちょっと衛生管理が気になりますが、とにかく一生懸命働いたようです。
このころ、一生懸命働くカーネルおじさんに悲劇がおこります。最愛の息子がなくなってしまいます。それでもカーネルおじさんは必死に仕事に打ち込みます。しかし、当時のアメリカは大恐慌の真っ只中、ガソリンスタンドのお客さん(農業用の機械にガソリンを入れていた農夫)がガソリン代の売掛金(カーネルおじさんの債権)を支払えないという事態もおこったようです。それも原因で、カーネルおじさんのガソリンスタンドは、なんと倒産してしまいます。
それでも、カーネルおじさんは、カフェは収益があるということで、カフェ事業に注力します。カフェを拡大し、ますますおじさんは心血を注いでいきます。しかし、しかし、なんとここでもカーネルおじさんに悲劇が起こります。
カフェ全焼。
心血を注いだカフェが全焼してしまうのです。普通の人だったら、ここで心が折れそうです。しかし、不屈の漢の心は折れません。なんとカフェを再建して、燃えてしまう前の規模まで立て直したらしいです。苦難が起こっても、立ち上がり、挽回していく、そうなりたいものです。

ケンタッキー・フライド・チキンを始めたのは、なんと65歳!
しかし、カフェが全焼して多額の借金を背負ったカーネルおじさんは、そのカフェの権利は譲渡して、新たな事業を始めます。それが、「ケンタッキー・フライド・チキン」の始まりです。「自慢のチキンのレシピを教えてあげるから、そのチキンの売上の一部を頂戴ね」というビジネスモデルです。今のフランチャイズビジネスシステムの走りですね。
カーネルおじさんは、町のレストランを一軒一軒飛び込み営業したそうです。しかし、そんなフランチャイズビジネスみたいなシステムはその当時まだありません。ですので、提案を受けた人もイメージがしづらかったのでしょう、また前例がないとなかなか採用できなかったのでしょう。カーネルおじさんは、飛び込んでは断られ、飛び込んでは断られ、その数1000件以上断られたそうです。
しかし、不屈のカーネルおじさんは、どれだけ断られてもあきらめません。オンボロの営業車に寝泊まりしながら、飛び込み営業を続け、70歳をこえてからもなお営業し、そのビジネスに参画する店舗は数百店舗を超えるぐらいまで増えていったようです。まさに不屈のおじさんです。
「人間万事塞翁が馬」という故事があります。人生は山あり谷ありで何が幸いするか(禍となるか)わからないものだというものです。カーネルおじさんの人生は本当にこの故事のように波乱万丈な人生です。苦難におちいっても立ち上がり、最後は偉大な事業をこの世の中に残した彼の人生はきっと幸せだったんじゃないかなと僕は思います。
失敗してめげそうになったら、僕はカーネルおじさんを思い出します。ささいな失敗でめげていたらカーネルおじさんがなんと言うか。65歳からでも成功を収められるのだと思うと、自分自身にもすごい可能性があるような気がして、勇気がもらえます。
そんなカーネルおじさんがへの想いを胸に、毎月28日はお得な「とりの日パック」を購入します。ありがとうカーネル、ありがとうケンタッキー。「とりの日パック」のクリスピーがナゲットに変更され、非常に残念な今日この頃ですが、カーネルおじさんへの感謝を抱いて、とりあえずまだ買い続けます。
あなたも、失敗してめげそうになったら、不屈のおじさんのことを少し思い出してみてください。